明日からいよいよゴールデンウィークに入りますね。
私の住む滋賀県では、4月24日(金)から琵琶湖岸の県営都市公園の駐車場がすべて閉鎖されました。
さて、この情報はどの程度世間に知れ渡っているでしょうか?
特に、県外の人にしっかり伝わっているでしょうか?
これがしっかり世間に知れ渡っていないと、何も知らずに琵琶湖を訪れた人たちの車は行き場を失い、ショッピングモールやコンビニの駐車場に車が溢れることになるでしょう。
実際、ここ数日コンビニの駐車場で休憩している人が増えているような気がするのですが・・・
そして、イオンモールやピエリ守山など、大型ショッピングモールは食品売り場など一部の店舗を除き、当面の間、休業されるそうですが、基本的に入店は可能なので、行き場を無くした人で溢れかえるということがありそうだと思うのは杞憂でしょうか?
もし、そのようなことになったら、結果的には、県営都市公園の利用によって想定される被害よりも大きな被害が発生することを想像してしまいます。
では、今回の県営都市公園の駐車場閉鎖は間違っているのか?
と言うと、決して間違っているとは思いません。
問題は、それによって目的が果たされるか否かだと思います。
では、目的は何でしょうか?
公園の利用客を無くすことでしょうか?
違いますね。
当たり前のことですが、感染拡大を防ぐことが目的ですね。
では、公園の利用によって、なぜ感染が起こるのか?
まず、単純に人が大勢集まれば、それに比例して濃厚接触が発生する確率が上がります。
ただ、これに関しては屋外で常に開放された場所なので、屋内と比べれは、やや安全なはずです。
では、遊具など人が次々に触っていくようなものがあるか?と言えば、私の知る限り、そのようなものを見かけたことがありません(あったらごめんなさい)
人が次々触るものと言えばベンチとか、トイレくらいです。
では、このように閉鎖しなければならないほどの危険要素はどこに存在するのか?
私は公園で、団体によるBBQなど、宴会のようなことが行われる可能性があるということが、最大の危険要素なのだと思います。
BBQなどが行われたら、人と人との距離の問題だけでなく、食べ物や飲み物を介して間接キス状態になることがあります。
また、食器を介して手と手のふれあいが発生することもあるでしょう。
つまり、公園の危険要素は、ちょっと深い階層にあると考えられるのです。
このような感じでしょうか↓
1層目:公園に入る→危険なし
2層目:公園で散歩や軽い運動をする→危険なし
3層目:公園のベンチやトイレを利用する→「公園だから危険」という特別な要素はない
4層目:いつも家で一緒に過ごしている家族と公園で過ごす→「公園だから危険」という特別な要素はない
5層目:仲間と集まって公園でBBQなどの宴会をする→「公園だから危険」よりも仲間同士が濃厚接触することが危険
このように5層目にある危険を、駐車場の閉鎖という方法で1層目で遮断して、感染拡大を防ごうとしているのだと思います。
本来なら、利用者が節度をわきまえた行動をすれば、公園は開放しても大丈夫だと思います。
しかし、それをするには公園一つ一つに監視員を配置するくらいのことが必要になるでしょう。
そのようなことをしていたら莫大な費用がかかってしまうので、結局は閉鎖するというのが得策ということになってしまうのかも知れません。
ただ、最初にも書いた通り、琵琶湖岸の県営都市公園の駐車場がすべて閉鎖されているという情報が、どの程度世間に知れ渡っているのか気になります。
特に、県外の人が、それによって滋賀を訪れなくなるほどの効果があるのか気になります。
それが出来なければ、どこかにしわ寄せが来ると思います。
まず、湖岸の公園のトイレが利用できないというのはちょっと危険な気がします。
我慢できなくなったら路上駐車してでもトイレを利用する人がいるでしょう。
あるいは、そういう人たちが湖岸沿いのコンビニに続々と流れてきて、コンビニでクラスター発生という最悪の展開も予想されます。
また、湖岸の駐車場はちょっと車を止めて携帯電話を操作したり、少し仮眠をするのにも便利な場所です。
そのようなことができなくなるしわ寄せが、交通事故など最悪な形で起こらないよう祈っております。