餃子の王将と言えば安くてボリュームがあって美味いというイメージがありますが、ここ数年の間に以前と比べると少し価格が高くなったような気がしますね。
ちなみに私が初めて王将に訪れた80年代の後半は、確か餃子が160円、焼飯が280円、ラーメンが350円くらいだったような記憶があります。
そして、これはお店によって様々ですが、ここ数年、セットメニューが内容、ボリューム的にちょっと物足りない上に価格的にあまりお得でないものが多いような気が・・・
ちなみにセットメニューは基本的にお店ごとにオリジナルで設定されており、昔はどこのお店でもボリュームがあって魅力的な組み合わせのセットメニューが豊富にあったと記憶しているのですが、最近はセットメニューに物足りなさを感じることが多いのです。
中には、なぜこの組み合わせ?と疑問に感じるセットや、目的は残材処理?と思えてしまうセットを見かけることもあります。
もしセットメニューの目的の一つに残材処理があった場合、無駄をなくす工夫として否定はしません。
しかし、やはりセットメニューは魅力的なメニューを組み合わせ、それを単品で注文するよりもお得な価格で提供するというのが本来のあるべき姿だと思うのです。
さて、かなり前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
先述したCPの低いセットメニューを提供されるお店は、どうもFC店よりも直営店に多いような気がします。
これは意外だと思われそうですが、少なくとも私が知っている範囲では、非常にCPが高く、充実したセットメニューが存在する王将は、ほとんど、と言うかすべてFC店です。
本日はその中の一軒、八日市店を紹介します。
まず、こちらの王将は建物が古いです。
そう、私のような昭和好きにはたまらない雰囲気があります。
ちなみに数年前に訪れた時は店員さんは全員お爺さんでした。
それが先日久々に訪れたら餃子は若い人が焼いておられ、若いお姉さんもいました。
とは言え、お店の外装も内装もほとんど昭和の頃と変わってないのではないでしょうか・・・
店内に一歩、足を踏み入れた瞬間、タイムスリップしたような感覚がありました。
ちなみに私が初めてこのお店に訪れたのは30年近く前です。
その時食べたのは「豚焼肉定食」で600円台だったのを憶えています。
最近では王将のセットメニューと言えば、ほとんど税別800円台から900円台ですが、当時はほとんど600円台だったと記憶しております。
王将で600円台のセットが食べられたあの日に帰りたい・・・
あの日に帰って、もう一度、あんなことや、こんなことを・・・
そのようなことを思いながらメニューを見てみると・・・
豚焼肉定食 660円+税
私は、本当にタイムスリップしたのかと思って、店の外の景色を見てしまいました。
内容的には私が30年近く前に食べたものと変わっていないと思います。
嬉しいことに、ふりかけも付いています。
この組み合わせで税別780円!なんと税別800円を超えないのです!
八日市店には他にも魅力的なオリジナルセットメニューがあります。
例えば「餃子セット」は餃子、天津飯、ジャストサイズ唐揚げの組み合わせで税別800円ですが、これをすべて単品で注文したら税別960円になります。
直営店のセットメニューを何軒か調べてみましたが、ここまでお得なセットはなかなか無いような気がしました。
思うのですが、オリジナルのセットメニューには、やはりお店の心意気が現れると思います。
ちなみに、この八日市店に勝るとも劣らない心意気を感じさせるFC店は他にもあります。
また近いうちにそのようなお店を紹介します。