早いもので、もうすぐ2月が終わろうとしています。
この早さ、どうなってるんでしょうか・・・
2月が終われば3月・・・
春ですねぇ・・・
しかし、まだしばらくは寒い日が続くでしょうね。
こんな寒い時期は、やはりラーメンと天地真理ちゃんですね!
真理ちゃんの笑顔を見たり歌声を聴いたりしていると心が温かくなりますね。
とは言え、真理ちゃんの曲も明るい曲ばかりではありません。
悲しい曲、切ない曲もあります。
本日ご紹介する「風花のさよなら」という曲も切ない曲です。
それにしてもこの曲、あくまで個人的にですが、物凄く「当時の空気」が感じられるのです。
当時とは、この曲が収録されたアルバム「童話作家」がリリースされた1976年頃のことです。
その頃、私はまだ幼い子でしたが、微かに「当時の空気」や景色を憶えています。
その空気や景色が、この曲を聴くことで鮮烈に蘇ってくるのです。
この曲を初めて聴いたのは3年ほど前だったと思いますが、初めて食べるのに懐かしさで胸がいっぱいになるラーメンを食べたような気分になりました。
ちなみに歌詞は真理ちゃんの出世作となったドラマ「時間ですよ」の演出、プロデューサーを務めた久世光彦さんが作詞家としてのペンネーム小谷夏という名義で書かれ、曲は佐瀬寿一さんによるものです。
佐瀬寿一さんと言えば代表曲は「およげ!たいやきくん」ということになるでしょうか。
その他にもお子様向け番組の挿入歌等をたくさん作曲されておりますが、その雰囲気が「風花のさよなら」にも漂っているような気がします。
歌メロ全体に漂うノスタルジックな雰囲気は佐瀬寿一さんならではかも知れません。
特にAメロは、この曲から10年以上後に生まれた「癒し系」というフォーマットに通じるものがあるような気がします。
この佐瀬寿一さんによるノスタルジックなメロディが当時の空気を伝えてくれるのでしょうか?
いや、それだけではありません。
イントロをはじめとする編曲にも、この曲から当時の空気が漂ってくる大きな要因が存在すると思います。
この曲のイントロはかなり大人っぽいと言うか、コード進行などは当時としてはかなり新しいタイプだと思います。
とは言っても洋楽テイストを取り入れたシティ・ポップ的な雰囲気ではなく、和製フォークから進化したニューミュージックならではの雰囲気を感じます。
この雰囲気は、やはり編曲家の船山基紀さんのセンスによって醸し出されたと言えるでしょう。
船山基紀さんは膨大な数の歌謡曲の編曲をされていますが、編曲家としてのデビュー作が1975年の中島みゆきさんのデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」です。
この時期に生まれた曲の中にはフォークとニューミュージックが融合する過渡期ならではの雰囲気を持った曲が多く存在し、この雰囲気こそが、私が感じる「当時の空気」なのだと確信しています。
この「風花のさよなら」は、そのような編曲に加え、ノスタルジックなメロディもあるので、個人的にに幼い頃の景色や空気を思い出せる曲として、どストライクでした。
そして、こう言っては何ですが、この曲は2時間サスペンスドラマの主題歌になっても、アニメのエンディングテーマになってもヒットしたのではないでしょうか。
今からでも多くの方に聴いて頂きたい曲です。
で、この曲は本来、原曲をそのまま聴いていただくべきだと思うのですが・・・
久々に作ってしまいました。
この曲の真理ちゃんの健気で温かい歌声を聴いているうちに抱きしめたい・・・じゃなくて、アレンジして共演している気分を味わいたい衝動を抑えられなくなったのです。
今回もタイトルはいつもどおり「真理ちゃんと、ヘビーメタル」ですが、今回はメタル色はかなり控えめで、完全に私の趣味に走っております。
ちなみに間奏のスキャットではAI謡子を使用しました。